チーズはどこへ消えた| スペンサー・ジョンソン |本
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今回も、ヌーディ専務の本棚からオススメの本をご紹介します。
2019年時点で全世界で2,800万部を超えるベストセラーとなっている医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソンが著した童話、ビジネス書として、1998年にアメリカで出版された「チーズはどこへ消えた」をご紹介します。
最近では、大リーガーの大谷翔平選手が愛読書にあげたのをきっかけに、初めて読む方も増えているようです。
あなたの人生は確実に変わる
「あなたの人生は確実に変わる」とは、強気なコピーなのですが、実際、日本版の出版社である扶桑社のHPによる本書の内容の最後に書いてあります。
チーズはどこへ消えた?|書籍詳細|扶桑社
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を・・・。
IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。あなたの人生は確実に変わる
人生が確実に変わるかは、ともかく大谷翔平選手の愛読書に加え、「IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書」であったことは間違いありません。
ページ数が94ページ、読書のスピードが早い方は1時間でも読めてしまう分量です。
チーズはどこに消えた? 物語の前半のあらすじ
2匹のネズミ、スニッフとスカリーと2人の小人、ヘムとホーは、迷路の中を走り回り、自分たちの特別なチーズを探し回る毎日を過ごしていました。食糧にするためと、しあわせになるためだ。 そんな毎日の中で、ある日、ステーションCという場所で、大量のチーズを発見します。 それから、小人の2人の日課に変化が表われます。 ネズミの2人はこれまで通り、毎日朝早くに家から走って、チーズに辿り着きますが、小人の2人は、チーズの近くに引っ越して、朝はゆっくり過ごし、昼過ぎにチーズの場所に向かうようになりました。 チーズがある場所もすでにわかっているので、あくせく動き回ることは、もう必要ないと思ったのです。 そんな日々が続いたある日、ステーションCからチーズが消えてしまいました。
実際には、チーズは消えてしまったのではなくて、彼ら4人が食べ続けた結果、なくなってしまっただけなのですが、ここから、2匹のネズミ、スニッフとスカリーと、2人の小人、ヘムとホーによる物語が動き出します。
状況の急激な変化にいかに対応すべきか
訳者(門田美鈴さん)の後書きに『四者が四様の性格をもち、四者四様の行動をする。それは私たちみんながもっている「単純さ」と「複雑さ」を象徴するものである。また、「チーズ」も、たかがチーズながら、この四者にとっては死活を制するものである。自分にとって死活を制するものを失ったとしたら…』と書かれていますが、本書はシンプルな物語なので、自然と、自分や自分が置かれている状況に重ね合わせて読めるようになっています。
カバーには
「チーズ」とは、私たちが人生で求めるもの、つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定・・・等々の象徴。 「迷路」とは、チーズを追い求める場所、つまり、会社、地域社会、家庭・・・等々の象徴です。 この一見シンプルな物語には、状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く、深い内容がこめられているのです。
と書かれています。
特に自分にとって死活を制するものが急に失ったとしたら、自分は本書の登場人物4人の中の誰に、近いのか? または、他にどのような行動をするのかを意識して読むことをおすすめします。
チーズはどこに消えた?〜名言
本書は、消えたチーズを巡って右往左往する物語です。物語の進行上の要所要所で名言がまとめられています。
本書のまとめとして、最後に、本書の中の名言をご紹介いたします。
チーズを手に入れれば幸せになれる
自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
変わらなければ破滅することになる
もし恐怖がなかったら何をするだろう?
つねにチーズの匂いをかいでみること そうすれば古くなったのに気がつく
新しい方向に進めば 新しいチーズがみつかる
恐怖を乗り越えれば楽な気持になる
新しいチーズが見つかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
古いチーズに見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
チーズがないままでいるより、迷路に出て探したほうが安全だ
従来どおりの考え方をしていては、新しいチーズはみつからない
新しいチーズを見つけることができ、それを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
早い時期に小さな変化に気づけば、やがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
変化は起きる チーズはつねに持っていかれ、消える。 変化を予期せよ チーズが消えることに備えよ 変化を探知せよ 常にチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気がつく 変わろう チーズと一緒に前進しよう 変化をたのしもう! 冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう! 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう チーズはつねにもっていかれる
チーズと一緒に前進しそれを楽しもう
まとめ
普遍的な内容であることと、短い時間で読むことができるページ数。
何回でも読み返すことができる、人生の指南書とも言える本だけに、読んだことが無い方だけでなく、20年前に読んだ方も、変化が絶えず訪れている「いま」こそ、本書を読み返してはいかがでしょうか?
オススメですよ ♪
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【追 記】
作者のスペンサー・ジョンソン氏は2017年に亡くなりましたが、翌年になって『チーズはどこに消えた?』の続編の遺稿『迷路の外には何がある?』があることがわり、2019年2月に出版されました。
主人公は、迷路に残ったヘム。ヘムはどうなったのでしょうか?
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