人を動かす| D・カーネギー |本
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今回は、ヌーディ専務の本棚からオススメの本をご紹介します。
人間関係の分野では、現代の古典とも言われている世界的ベストセラー『人を動かす』(D・カーネギー著」をご紹介いたします。本書は1937年に『友をつくり人を動かす法』を訳したものですが、1981年に時世の変化を織り込んで、改訂版が発行され、今でも世界中で読まれている本です。転職理由のトップが「人間関係」と言われています。人間関係について多くの示唆を与えてくれる本書は、時代を超えて支持されています。
今さらご紹介をする必要がないと言っても過言でもない本書ですが、正直、私が初めて手にした20代前半は、とても読みづらく、いま一つピンと来なかったという印象があり、しばらく忘れていました。
それから時は流れ、部下を持つようになり、人間関係についてのさまざまな経験や挫折を積み、改めて読み返すと、本書の持つ人間関係の本質的な内容に「こんな素晴らしい内容だったのか!」と改めて感動を覚え、それ以来その時々で、手にする本となりました。もしかすると、私と同じように、一度は読んでいても、本書の存在を忘れている方がいるのではないか?と思うことがあり、今回、ご紹介することといたしました。
本書の構成は下記の通りとなっています。
人を動かす三原則
1盗人にも五分の理を認める
人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。
2重要感を持たせる
人間の持つ性情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持である。
3人の立場に身を置く
成功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることのできる能力である。
人に好かれる六原則
1誠実な関心を寄せる
われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。
2笑顔を忘れない
笑顔など見せる気にならない時は、どうすればよいか。方法は二つある。まず第一は、無理にでも笑ってみることだ。ひとりでいる時なら、口笛を吹いたり、鼻うたを歌ったりしてみる。幸福でたまらないようなふうにふるまうのである。すると、ほんとうに幸福な気持になるから妙だ。
3名前を覚える
人に好かれるいちばん簡単で、わかりきった、しかもいちばんたいせつな方法は、相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせることだ。
4聞き手にまわる
あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の百倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。中国で百万人の餓死する大飢饉が起っても、当人にとっては、自分の歯痛のほうがはるかに重大な事件なのだ。腹を立てている客、不平を抱いている雇い主、傷心の友など、みな聞き手を欲しがっているのである。
5関心のありかを見抜く
人の心をとらえる近道は、相手がもっとも深い関心を持っている問題を話題にすることだ。相手自身のことや、得意にしていることを話させるように仕むけるのだ。
6心からほめる
小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。
人を説得する十二原則
1議論を避ける
議論に負けても、その人の意見は変らない。
2誤りを指摘しない
相手のまちがいを頭からきめつけるやり方は、効果がないどころか、結局は、相手の自尊心を傷つけ、みんなからも敬遠されて、話し合いもできなくなるのがオチ。
3誤りを認める
すみやかに自分の誤りをこころよく認めることにしよう。この方法には予期以上の効果がある。そのうえ、苦しいいいわけをするよりも、このほうが、よほど愉快な気持ちになれる。
4穏やかに話す
相手の心が反抗と憎悪に満ちている時は、いかに理を尽しても説得することはできない。しかし、やさしい打ちとけた態度で話しあえば、相手の心を変えることもできる。
5〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ
人と話すときに、意見の異なる問題をはじめに取りあげてはならない。まず、意見が一致している問題からはじめ、それを絶えず強調しながら話を進める。互いに同一の目的に向って努力しているのだということを、相手に理解させるようにし、違いはただその方法だけだと強調するのである。
6しゃべらせる
相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。相手に十分しゃべらせるのだ。相手のいうことに異議をはさみたくなっても、我慢しなくてはいけない。相手がいいたいことをまだ持っているかぎり、こちらが何をいってもむだだ。友達同士の間柄でも、相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。
7思いつかせる
つまり、彼が自主的にそれを考えついたと思わせるようにすることだ。
8人の身になる
他人にものを頼もうとするときには、まず、目を閉じて、相手の立場から物ごとをよく考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。
9同情を寄せる
われわれが交渉を持つ相手の四分の三は、みな同情に飢えている。それを与えてやるのだ。好かれることは請けあいである。口論や悪感情を消滅させ、相手に善意を持たせて、あなたのいうことを、おとなしく聞かせる魔法の文句を披露しようーー 「あなたがそう思うのは、もっともです。もしわたしがあなただったら、やはり、そう思うでしょう」。こういって話をはじめるのだ。
10美しい心情に呼びかける
人間はだれでも理想主義的な傾向を持ち、自分の行為については、美しく潤色された理由をつけたがる。そこで、相手の考えを変えるには、この美しい理由をつけたがる気持ちに訴えるのが有効だ。人をごまかすような人間でも、相手に心から信頼され、正直で公正な人物として扱われると、なかなか不正なことはできないものなのだ。
11演出を考える
現代は演出の時代である。単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え、興味をそえて演出しなければならない。
12対抗意識を刺激する
優位を占めたいという欲求、対抗意識、負けじ魂、男の気迫に訴えるのだ。
人を変える九原則
1まずほめる
われわれは、ほめられたあとでは、苦言もたいして苦く感じないものだ。
2遠まわしに注意を与える
遠まわしに注意を与える方法は、直接批判されることに強く反発する神経質な人たちには、おどろくほど効果がある。
3自分の過ちを話す
人に小言をいう場合、謙虚な態度で、自分は決して完全ではなく、よく失敗をするがと前置きをして、それから相手の間違いを注意してやると、相手はそれほど不愉快な思いをせずにすむものだ。
4命令をしない
命令を質問のかたちに変えると、気持よく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、だれでもその命令を守る気になる。
5顔をつぶさない
たとえ自分が正しく、相手が絶対にまちがっていても、その顔をつぶすことは、相手の自尊心を傷つけるだけに終る。相手の人間としての尊厳を傷つけることは犯罪なのだ。
6わずかなことでもほめる
たとえ少しでも相手が進歩を示せば、心からほめようではないか。それに力を得て、相手はますます進歩向上するだろう。
7期待をかける
相手に美点を発揮させたければ、彼がその美点をそなえていることにして、公然とそのように扱ってやるがよい。良い評判を立ててやると、その人間はあなたの期待を裏切らないようにつとめるだろう。
8激励する
大いに元気づけて、やりさえすれば容易にやれると思い込ませ、そして、相手の能力をこちらは信じているのだと知らせてやるのだ。そうすれば相手は、自分の優秀さを示そうと懸命にがんばる。
9喜んで協力させる
「今日からあなたを当店全部の正札係りの主任になってもらうことにしました」新しい責任と肩書きを与えられたこの女店員の仕事ぶりはガラリと変り、自分の任務を完全に遂行するようになった。
幸福な家庭をつくる七原則
こちらは原則のみご紹介いたします。ご興味のある方は本書をどうぞ。
まとめ
繰り返し何度でも確認していきたいものです。
もっと詳しく知りたい人はぜひ書籍も読んでみてください。
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