「管理職になりたくない」「昇進を拒否したい」人の理由
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「管理職になりたくない」という若手社員が増えています。
理由は色々ですが、内閣府男女共同参画局によると、課長以上への昇進を希望している人は、男性一般従業員は5~6割、女性一般従業員は1割だそうです。なぜこれほど、出世や管理職への昇進が敬遠されるようになったのでしょうか?
管理職になりたくない理由
男性一般従業員(労働者300人以上企業)
- 1位:メリットがない(41.2%)
- 2位:責任が重くなる(30.2%)
- 3位:自分には能力がない(27.6%)
女性一般従業員(労働者300人以上企業)
- 1位:仕事と家庭の両立が困難(40.0%)
- 2位:責任が重くなる(30.4%)
- 3位:自分には能力がない(26.0%)
男性一般従業員の4割もの人が管理職になることにメリットを感じていませんでした。
管理職になる前から管理職への昇進を嫌がっています。
これは自分の職場の管理職の働き方を観察して、メリットがないとみなしたのかも知れません。
男性も女性も理由の2位は責任が重くなるでした。
「管理職=責任が重い」と考えているわけです。責任の重さというデメリットを負わされながら、男性はメリットがないと感じ、女性は家庭を犠牲にする価値はないと考えています。
そして男性も女性も理由の3位は自分には管理職になる能力がないでした。
「管理職=高い能力が必要」と考えているわけです。
管理職の昇進を拒否するとどうなるのか
会社によっても違うでしょうが、管理職への辞令が発する前に、直接の上司から打診(内事)があります。
会社としても辞令が発せられてから、昇進を拒否されると、会社としても、色々と問題になるからです。
どうしても、管理職への昇進をしたくない人は、この内事の段階で、管理職への昇格を上司が納得することができる理由で断ると良いでしょう。
ただし、会社に人事権があるので業務命令である管理職昇格を拒否することができないことがあり得ます。その上で、管理職昇格を拒否したときは業務命令違反になるケースがあり、懲戒処分の対象になることがあります。懲戒処分にならない場合でも、今後の評価・昇給に悪影響を与えることになることがあることは覚えておきましょう。
ですが、ドラマなどでは上司から「あいつは仕事ができるのに、出世を望んでいない」とあきらめられるシーンもありそうですが、そういうことが言える会社や上司との関係性では無いから、昇格を拒否したいのでしょうから、現実には難しいことが、この問題の難しいところかもしれません…
管理職を「やりたくない」は悪いことではない
それでも、管理職になりたくないと思うのは何も悪いことじゃありません。
むしろ、なりたくないと思うほうが大多数だと、いまの現実なんだと、会社も受け止める必要があります。
- 若手社員のロールモデルとなる管理職がいるのか
- 管理職の負担度や管理職の配置の見直し
- 手当を含めた処遇のあり方
これらは、ほんの一部ですが、少なくても会社は、若手社員の意識は、自分たちが育って来た、昔とは違うということから、目を背けてはいけません。
管理職になりたくないと感じる場合は、なぜそう思うのかをしっかりと把握し、そのうえで一度試すことや、転職といった手段をとるべきです。
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